2026-10-09 · chapter ヤン–ミルズと質量ギャップ 第 11 部 今後の考察 片側の橋・窓の局所の H・比の形と閾 · Kiichi, Shiori and Rin
この本の全体 目次と読む順
第 0 部 入口 — この本の読み方
0-01 この本の読み方
0-02 一枚の絵
0-03 問題文を一語ずつ読む
0-04 数学の四次元と物理の四次元
第 1 部 数学の準備
1-01 ベクトル空間と線形写像
1-02 群とは何か
1-03 リー群とリー環
1-04 SU(2) と SU(3)
1-05 多様体と接空間
1-06 微分形式と外微分
1-07 ベクトル束と接続
1-08 確率と測度
1-09 無限次元の確率
1-10 ヒルベルト空間と自己共役作用素
1-11 フーリエ解析と分布
1-12 寄り道:四次元でだけ起きること
第 2 部 物理の準備
2-01 ラグランジアンと作用
2-02 場という考え
2-03 電磁気学はゲージ理論である
2-04 特殊相対論と時空
2-05 量子力学の骨
2-06 調和振動子と生成消滅
2-07 経路積分の考え方
2-08 統計力学と相転移
2-09 寄り道:イジング模型で見るギャップと相関長
2-10 緩和の時間と動的指数 z
第 3 部 ヤン–ミルズ理論(古典)
3-01 ゲージ原理
3-02 非可換ゲージ場
3-03 作用と方程式
3-04 幾何としてのゲージ理論
3-05 インスタントンと位相
3-06 寄り道:Donaldson とエキゾチック R⁴
3-07 標準模型の中のヤン–ミルズ
第 4 部 量子化
4-01 正準量子化とハミルトニアン
4-02 経路積分とユークリッド化
4-03 摂動論と Feynman ダイアグラム
4-04 発散と繰り込み
4-05 発散の代数
4-06 漸近自由
4-07 次元転移と Λ
4-08 ゲージ固定と Faddeev–Popov
4-09 場の量子論の公理
4-10 Osterwalder–Schrader の公理と再構成
4-11 質量ギャップの定義
4-12 寄り道:摂動級数は発散する
第 5 部 格子ゲージ理論
5-01 Wilson の格子
5-02 強結合展開
5-03 反射正値性と転送行列
5-04 無限体積極限とクラスター展開
5-05 弱結合と連続極限
5-06 U(1) と非可換の違い
5-07 モンテカルロ法
5-08 グルーボールと弦張力の測定
5-09 何を固定して極限を取るか
5-10 有限群の格子ゲージ理論
5-11 寄り道:Bakry–Émery と一リンク積分
第 6 部 構成的場の理論
6-01 構成的場の理論とは
6-02 二次元の可解性とヤン–ミルズ測度
6-03 スカラー場の構成
6-04 クラスター展開
6-05 繰り込み群の段の列
6-06 三次元ヤン–ミルズの紫外安定性
6-07 四次元
6-08 四次元の φ⁴ の自明性
6-09 確率量子化と正則性構造
6-10 四次元で止まる場所
6-11 発散以外の障害
6-12 寄り道:「1/0 に記号を与えれば」
第 7 部 物理の側から
7-01 物理はどう見ているか
7-02 閉じ込めの機構
7-03 弦の絵
7-04 大 N
7-05 ひも理論と余剰次元
7-06 余剰次元が見えなくなる仕組み
7-07 ゲージ場はどこから来るか
7-08 ホログラフィー
7-09 質量ギャップが幾何になる
7-10 四次元に戻す
7-11 超対称と Seiberg–Witten
7-12 等価原理に当たる一文
7-13 物理の掘り方が数学と離れる場所
第 8 部 二つの言葉の辞書 — 物理の視点と数学の視点
8-01 辞書の読み方
8-02 辞書 A
8-03 辞書 B
8-04 辞書 C
8-05 私たちの仮定の物理側の対応
第 9 部 現在地と課題
9-01 世界はどこまで来ているか
9-02 二つの掘り方の切れ目
9-03 新しい概念の候補
9-04 課題の一覧
9-05 よくある誤解
第 10 部 質量ギャップの証明へ向けて — 階段の一段目を組む
10-00 入口 — 階段と、酔歩・物差し・時計
10-01 構成の筋と仮定 H
10-02 四次元格子で試した道と壁
10-03 階段の四段 — なぜ 0+1 次元から始めるか
10-04 二重井戸の経路の測度とキンク
10-05 一段目の言明 — 四条件と命題 4.5
10-06 (H1) 相の中の局所 Poincaré
10-07 (H2) の地図 — 七つの道筋と環の継ぎ目
10-08 計算機援用とは何か — 窓の中の鎖の条件
10-09 区画の枠組みと道筋 5 の三本の筋
10-10 迂回策の一覧 — 壊れ方の型
10-11 (H3)(H4) と芯の定数
10-12 統合表と依存グラフ
10-13 Lean の言明と機械検査の限界
10-14 突き合わせ — 記録の数と既知の数
10-15 残件と費用 — 定理までの距離
10-16 主張しないこと
10-17 ひらめきと小さな問い
第 11 部 今後の考察 — 仮定 H の先と、別の見方
11-00 今後の考察 — 入口
11-01 H を妨げる一つの形 — ほぼ保存される大域の量
11-02 物差しと座標を選び直す — 保存が壊れる長さ
11-03 区画の H と局所の H
11-04 片側の橋はどの H を要るか
11-05 時間を連続にする — Hamiltonian 格子と真空の測度
11-06 凸性の代わりに稀さで払う — 群の上の繰り込みと対数 Sobolev
11-07 四次元だからこそ — 無次元の結合と位相
11-08 問いと、主張しないこと
11-A1 第 11 部の記号の対応表
付録
A-01 記号表
A-02 用語集
A-03 文献案内
A-04 Lean と機械検査
A-05 この本の作り方
A-06 仮定の索引
片側の橋はどの H を要るか
この章で分かること — 第 10 部の片側の橋(命題 B)が仮定 H のどの部分しか使わないか。時刻で積分した一時刻の関数の族では、Poincaré 定数の上限が隙間でちょうど決まるので、橋に要るのは H↑ の時刻に局所な部分だけです。窓を限った局所の H↑ から有限の空間体積の隙間の下界が出ること、無限体積では局所の H を無質量の参照との比で述べる必要があること、その閾が参照の取り方(スカラー・ゲージ商・S U ( 2 ) SU(2) S U ( 2 ) の色の一重項)で変わること、橋が質量を見るのは箱が相関長の 4〜5 倍以上のときであること。0+1 次元の二重井戸では、最も短い窓でも比が 1 にならないこと。
前提となる章 — 10-01 §05 (仮定 H の (13)、H↑ の (14)(15))・10-01 §06 (命題 B の (17)、恒等式 (18)、橋 (19)、仮定 (D) の (20))・10-01 §06 (5) (命題 C)・11-03 (局所の H と比の形の定義)。記号は 11-A1 にまとめてあります。
先に言うこと — 水準は〔研〕で、§01 の要約だけ〔三〕です。この章は質量ギャップを示しません。仮定 H も H↑ も、その局所の版も、どの β \beta β でも示していません。示すのは、橋がどの仮定のどの部分を使うかという論理の形と、自由場の参照の値です。窓の議論は時間を連続に取った格子・有限の空間格子・T = ∞ T=\infty T = ∞ の定常な経路の測度の上の文で、無限体積の版はさらに仮定 (Loc- Δ c ) ′ \text{(Loc-}\Delta_c)' (Loc- Δ c ) ′ と無限体積の基底状態変換の恒等式の上にあります。参照の値は浮動小数の計算と外挿の読みです。
01
要約〔三〕 — 橋が使うのは H↑ の時刻に局所な部分だけ
第 10 部の 10-01 §06 で、時間を連続に取った格子の経路の測度について、片側の橋 C P ≥ κ ℏ 2 / Δ 2 C_P\ge\kappa\hbar^2/\Delta^2 C P ≥ κ ℏ 2 / Δ 2 (命題 B)を示しました。試験関数は、一つの時刻の配位の関数 F = ψ 1 / ψ 0 F=\psi_1/\psi_0 F = ψ 1 / ψ 0 を時間で積分した f T = ∫ 0 T F ( q ( τ ) ) d τ f_T=\int_0^TF(q(\tau))\,d\tau f T = ∫ 0 T F ( q ( τ )) d τ の一本です。この一本と H↑ の C P ≤ C ξ R G 2 C_P\le C\xi_{\rm RG}^2 C P ≤ C ξ RG 2 を並べると、格子の物理単位の隙間の下界 m p h y s 2 ≥ κ / C m_{\rm phys}^2\ge\kappa/C m phys 2 ≥ κ / C が出ます(10-01 の (19))。この章の問いは、そのとき H↑ のどの部分が使われているか、です。
答えは三段に分かれます。
第一段。 「一つの時刻の関数を時間の重みで均したもの」の族 F 1 \mathcal F_1 F 1 の上では、Var / E \operatorname{Var}/\mathcal E Var / E の上限が正準の目盛りでちょうど ξ 2 = ℏ 2 / Δ 2 \xi^2=\hbar^2/\Delta^2 ξ 2 = ℏ 2 / Δ 2 です 初 。したがって H↑ をこの族に制限した文は「格子の物理単位の隙間が C − 1 / 2 C^{-1/2} C − 1/2 以上」と同じです。H↑ のうち隙間を越える中身は、この族の外——巻き数や位相電荷のような、時刻に局所でない関数——にしかありません(10-01 の命題 C、11-01 の型)。橋は H↑ の時刻に局所な部分しか使いません。
第二段。 時間の窓を長さ c ℓ c\ell c ℓ に限った局所の H↑(ℓ \ell ℓ は隙間とは別に外から与える物差しで、四次元では記帳の長さ ξ R G \xi_{\rm RG} ξ RG )からも、有限の空間体積の隙間の下界 m p h y s ≥ 1 / c 2 + κ / K − 1 / c m_{\rm phys}\ge\sqrt{1/c^2+\kappa/K}-1/c m phys ≥ 1/ c 2 + κ / K − 1/ c が出ます 初 。c → ∞ c\to\infty c → ∞ で第 10 部の κ / K \sqrt{\kappa/K} κ / K に戻ります。
第三段。 空間も局所にして無限体積へ進むと、「箱の中の局所の Poincaré 定数が K ( c ) ℓ 2 K(c)\ell^2 K ( c ) ℓ 2 以下」という形の文は空虚になります。四次元の質量の無い自由場も、ある K ( c ) K(c) K ( c ) でこの文を満たすからです 初 。そこで、同じ箱・同じ目盛りの無質量の自由場の値(参照)との比 K r e l K_{\rm rel} K rel で述べます。仮定 (Loc- Δ c ) ′ \text{(Loc-}\Delta_c)' (Loc- Δ c ) ′ の上で、比が閾 K ∗ = κ / ( λ W Γ ) K_*=\kappa/(\lambda_W\Gamma) K ∗ = κ / ( λ W Γ ) より小さければ隙間の下界が出ます 初 (仮定の上の代数)。閾は参照の取り方で変わり、スカラーで 0.342 κ 0.342\kappa 0.342 κ 、ゲージ商(一色の線形化)で 0.502 κ 0.502\kappa 0.502 κ 、S U ( 2 ) SU(2) S U ( 2 ) の色の一重項(主項・二次のカオス)で約 0.62 κ 0.62\kappa 0.62 κ (試験の値なので使える閾の下の値)です 読 。質量のある自由場で調べると、橋が質量を見るのは箱の一辺が相関長の約 4.2 倍(スカラー)〜5.2 倍(ゲージ商)以上のときです 読 。比が閾と 1 の間の帯 [ K ∗ , 1 ) [K_*,1) [ K ∗ , 1 ) にある場について、この橋は何も言いません。
最後に 0+1 次元の注を置きます。二重井戸では、最も短い窓(一つの時刻)でも比はちょうど ω b / m \omega_b/m ω b / m で、1 になりません 初 。「短い距離では比が 1 に近い」は比の形から出る事実ではなく、四次元では漸近自由に依る仮定です 仮 。
比喩で言えば、橋は「時計の針が一回りする時間」だけを見ていて、「針が何周したかを数える歯車」の遅さは見ていません。H↑ はその歯車も含めた全体の文で、橋に要るのは針の部分だけです。
02 命題 B と時刻に局所な族 — 上限がちょうど ξ 2 \xi^2 ξ 2
設定は 10-01 §06 の命題 B と同じです。空間は有限の格子、一つの時刻の配位の空間 Q Q Q 、ハミルトニアン H = − ℏ 2 2 Δ M + V H=-\frac{\hbar^2}2\Delta_M+V H = − 2 ℏ 2 Δ M + V 、仮定 (A1)(離散スペクトル・基底状態 ψ 0 > 0 \psi_0\gt0 ψ 0 > 0 が重複せず滑らか・Δ = E 1 − E 0 > 0 \Delta=E_1-E_0\gt0 Δ = E 1 − E 0 > 0 )、(A2)(T = ∞ T=\infty T = ∞ の定常な経路の測度)、(A3)(Langevin の計量の比較、κ = 1 / λ G \kappa=1/\lambda_G κ = 1/ λ G )。m = Δ / ℏ m=\Delta/\hbar m = Δ/ℏ 、ξ = 1 / m \xi=1/m ξ = 1/ m 、A = ( H − E 0 ) / ℏ A=(H-E_0)/\hbar A = ( H − E 0 ) /ℏ です。
時刻に局所な族を次のように置きます。
F 1 = { f h , G 1 = ∫ R h ( τ ) G 1 ( q ( τ ) ) d τ : h は有界で台が有界 , G 1 は Q の上の滑らかな関数 } (1) \mathcal F_1=\Bigl\{\,f_{h,G_1}=\int_{\mathbb R}h(\tau)\,G_1(q(\tau))\,d\tau\ :\ h\ \text{は有界で台が有界},\ G_1\ \text{は}\ Q\ \text{の上の滑らかな関数}\Bigr\} \tag{1} F 1 = { f h , G 1 = ∫ R h ( τ ) G 1 ( q ( τ )) d τ : h は有界で台が有界 , G 1 は Q の上の滑らかな関数 } ( 1 )
命題 B の f T f_T f T は h = 1 [ 0 , T ] h=\mathbf 1_{[0,T]} h = 1 [ 0 , T ] 、G 1 = ψ 1 / ψ 0 G_1=\psi_1/\psi_0 G 1 = ψ 1 / ψ 0 の場合です。
命題 B の上限(時刻に局所な族で最良)
命題 B の仮定と正準の選び方 G = M − 1 G=M^{-1} G = M − 1 (κ = 1 \kappa=1 κ = 1 )のもとで、
sup f ∈ F 1 Var ( f ) E ( f ) = ξ 2 = ℏ 2 Δ 2 , (2) \sup_{f\in\mathcal F_1}\frac{\operatorname{Var}(f)}{\mathcal E(f)}=\xi^2=\frac{\hbar^2}{\Delta^2}, \tag{2} f ∈ F 1 sup E ( f ) Var ( f ) = ξ 2 = Δ 2 ℏ 2 , ( 2 )
で、上限は達成されない(どの f ∈ F 1 f\in\mathcal F_1 f ∈ F 1 でも比は ξ 2 \xi^2 ξ 2 より真に小さい)。
初 証明。φ = ( G 1 − ⟨ G 1 ⟩ ) ψ 0 \varphi=(G_1-\langle G_1\rangle)\psi_0 φ = ( G 1 − ⟨ G 1 ⟩) ψ 0 の A A A のスペクトル測度を ν φ \nu_\varphi ν φ とすると、ν φ \nu_\varphi ν φ は [ m , ∞ ) [m,\infty) [ m , ∞ ) に載ります。相関の式と Plancherel の定理から
Var ( f ) = ∫ d ν φ ( a ) ∫ R ∣ h ^ ( k ) ∣ 2 2 a a 2 + k 2 d k 2 π , E ( f ) = ∫ d ν φ ( a ) ∫ R ∣ h ^ ( k ) ∣ 2 2 a d k 2 π (3) \operatorname{Var}(f)=\int d\nu_\varphi(a)\int_{\mathbb R}|\hat h(k)|^2\frac{2a}{a^2+k^2}\frac{dk}{2\pi},\qquad \mathcal E(f)=\int d\nu_\varphi(a)\int_{\mathbb R}|\hat h(k)|^2\,2a\,\frac{dk}{2\pi} \tag{3} Var ( f ) = ∫ d ν φ ( a ) ∫ R ∣ h ^ ( k ) ∣ 2 a 2 + k 2 2 a 2 π d k , E ( f ) = ∫ d ν φ ( a ) ∫ R ∣ h ^ ( k ) ∣ 2 2 a 2 π d k ( 3 )
です(右は恒等式 (18) から)。a ≥ m a\ge m a ≥ m で 2 a / ( a 2 + k 2 ) ≤ 2 a / m 2 2a/(a^2+k^2)\le2a/m^2 2 a / ( a 2 + k 2 ) ≤ 2 a / m 2 、等号は k = 0 k=0 k = 0 だけなので、比は ξ 2 \xi^2 ξ 2 より小さい。上限が ξ 2 \xi^2 ξ 2 であることは命題 B の f T f_T f T で T → ∞ T\to\infty T → ∞ とすれば分かります。∎ 一般の計量では、(A3) と逆向きの比較 G ≥ λ G ′ M − 1 G\ge\lambda'_GM^{-1} G ≥ λ G ′ M − 1 から上限は κ ξ 2 \kappa\xi^2 κ ξ 2 と ξ 2 / λ G ′ \xi^2/\lambda'_G ξ 2 / λ G ′ の間に挟まれます。Lean EuclideanPath.GapBridge.local_rayleigh_le(仮定:0 < m 0\lt m 0 < m ・各 k k k で m ≤ a k m\le a_k m ≤ a k ・0 ≤ c k 0\le c_k 0 ≤ c k 。結論:m 2 ∑ k c k / a k ≤ ∑ k c k a k m^2\sum_kc_k/a_k\le\sum_kc_ka_k m 2 ∑ k c k / a k ≤ ∑ k c k a k )と fourier_weight_le(仮定:0 < m ≤ a 0\lt m\le a 0 < m ≤ a 。結論:2 a / ( a 2 + k 2 ) ≤ 2 a / m 2 2a/(a^2+k^2)\le2a/m^2 2 a / ( a 2 + k 2 ) ≤ 2 a / m 2 )は、この証明の有限和と各点の不等式だけを検査したものです。
帰結。 H↑ を F 1 \mathcal F_1 F 1 に制限した文「すべての f ∈ F 1 f\in\mathcal F_1 f ∈ F 1 で Var ( f ) ≤ C ξ R G 2 E ( f ) \operatorname{Var}(f)\le C\xi_{\rm RG}^2\,\mathcal E(f) Var ( f ) ≤ C ξ RG 2 E ( f ) 」は、(2) によって ξ 2 ≤ C ξ R G 2 \xi^2\le C\xi_{\rm RG}^2 ξ 2 ≤ C ξ RG 2 、すなわち
F 1 \mathcal F_1 F 1 の上の H↑ ⟺ \iff ⟺ m p h y s = m ξ R G ≥ C − 1 / 2 m_{\rm phys}=m\,\xi_{\rm RG}\ge C^{-1/2} m phys = m ξ RG ≥ C − 1/2 (正準・各 β \beta β )
と同じです 初 。右から左も (2) から出ます。H↑ が格子の物理単位の隙間より強い分(10-01 §06 の結論)は、すべて F 1 \mathcal F_1 F 1 の外にあります。円の上の自由な粒子(命題 C)では、巻き数の汎関数 ∫ w d x ~ \int w\,d\tilde x ∫ w d x ~ が F 1 \mathcal F_1 F 1 の外にあって C P = ∞ C_P=\infty C P = ∞ を作り、F 1 \mathcal F_1 F 1 の上の上限は ξ 2 \xi^2 ξ 2 のままです。
論文との対応。 命題 B・(2)・命題 C は、論文(論文の一覧 ・PDF )“The inverse squared spectral gap bounds the Langevin Poincaré constant of Euclidean path measures from below”(Kiichi, Shiori and Rin)にまとめてあります。要旨の一文は「有限次元の配位の空間の上の、時間の全体で定常な Euclid の経路の測度について、時間で均した滑らかな汎関数の上の確率量子化(Langevin)の Dirichlet 形の Poincaré 定数は C P ≥ κ ( ℏ / Δ ) 2 C_P\ge\kappa(\hbar/\Delta)^2 C P ≥ κ ( ℏ/Δ ) 2 を満たす」です。命題 B は論文の定理 3.1、(2) は命題 4.1、命題 C は命題 5.1(時間で均した滑らかな汎関数の族 D 0 \mathcal D_0 D 0 の上でも C P = ∞ C_P=\infty C P = ∞ )に当たります。この本では式番号を引くだけにし、証明は 10-01 §06 と論文に任せます。論文は外部の数学者の検査を経ていません。
03
窓を限る — 窓の因子の単調性・命題 W・有限体積の下界
局所の H の定義は 11-03 §02 の (1)〜(3) にあります。ここで使う形だけを写します。物差し ℓ > 0 \ell\gt0 ℓ > 0 は隙間とは別に外から与える長さ(四次元では記帳の長さ ξ R G \xi_{\rm RG} ξ RG )です。隙間で決めた ξ \xi ξ を物差しにすると、隙間の下界を導くときに循環します。c > 0 c\gt0 c > 0 に対し、時間で均した汎関数のうち重みの台が長さ c ℓ c\ell c ℓ の窓に入るものの族を D c \mathcal D_c D c と書き、
C P l o c ( c ) = sup f ∈ D c Var ( f ) E ( f ) , H ↑ c l o c ( K ) : C P l o c ( c ) ≤ K ℓ 2 (4) C_P^{\rm loc}(c)=\sup_{f\in\mathcal D_c}\frac{\operatorname{Var}(f)}{\mathcal E(f)},\qquad \mathrm H{\uparrow}^{\rm loc}_c(K):\ \ C_P^{\rm loc}(c)\le K\ell^2 \tag{4} C P loc ( c ) = f ∈ D c sup E ( f ) Var ( f ) , H ↑ c loc ( K ) : C P loc ( c ) ≤ K ℓ 2 ( 4 )
と置きます。C P l o c ( c ) C_P^{\rm loc}(c) C P loc ( c ) は窓の上の経路の周辺の法則だけで決まり、c c c について単調に増え、c → ∞ c\to\infty c → ∞ で全体の C P C_P C P に戻ります(11-03)。
窓の因子と、その単調性
命題 B の (17) の右辺の括弧を φ ( x ) \varphi(x) φ ( x ) と書きます(引数の無い φ \varphi φ は §02 のベクトルで、別の量です。記号は 11-A1 に従います)。
φ ( x ) = 1 − 1 − e − x x , g ( x ) = φ ( x ) x 2 = x − 1 + e − x x 3 ( x > 0 ) (5) \varphi(x)=1-\frac{1-e^{-x}}{x},\qquad g(x)=\frac{\varphi(x)}{x^2}=\frac{x-1+e^{-x}}{x^3}\qquad(x\gt0) \tag{5} φ ( x ) = 1 − x 1 − e − x , g ( x ) = x 2 φ ( x ) = x 3 x − 1 + e − x ( x > 0 ) ( 5 )
窓 T T T の比は κ ξ 2 φ ( T / ξ ) = κ T 2 g ( m T ) \kappa\xi^2\varphi(T/\xi)=\kappa T^2g(mT) κ ξ 2 φ ( T / ξ ) = κ T 2 g ( m T ) です。φ ( x ) = x / 2 + O ( x 2 ) \varphi(x)=x/2+O(x^2) φ ( x ) = x /2 + O ( x 2 ) 、φ ( x ) → 1 \varphi(x)\to1 φ ( x ) → 1 (x → ∞ x\to\infty x → ∞ )で、値は φ ( 1 ) = 0.368 \varphi(1)=0.368 φ ( 1 ) = 0.368 ・φ ( 4 ) = 0.755 \varphi(4)=0.755 φ ( 4 ) = 0.755 ・φ ( 10 ) = 0.900 \varphi(10)=0.900 φ ( 10 ) = 0.900 です 初 (閉じた式の値)。
命題 G(窓の因子は減る)
g g g は ( 0 , ∞ ) (0,\infty) ( 0 , ∞ ) で狭義に減少する。
初 証明。x − 1 + e − x = ∫ 0 x ∫ 0 u e − v d v d u = x 2 ∫ 0 1 ( 1 − t ) e − x t d t x-1+e^{-x}=\int_0^x\!\int_0^ue^{-v}\,dv\,du=x^2\int_0^1(1-t)e^{-xt}\,dt x − 1 + e − x = ∫ 0 x ∫ 0 u e − v d v d u = x 2 ∫ 0 1 ( 1 − t ) e − x t d t なので、g ( x ) = 1 x ∫ 0 1 ( 1 − t ) e − x t d t g(x)=\frac1x\int_0^1(1-t)e^{-xt}\,dt g ( x ) = x 1 ∫ 0 1 ( 1 − t ) e − x t d t です。正の狭義減少関数 1 / x 1/x 1/ x と、正の狭義減少関数 ∫ 0 1 ( 1 − t ) e − x t d t \int_0^1(1-t)e^{-xt}dt ∫ 0 1 ( 1 − t ) e − x t d t の積なので狭義に減ります。∎ Lean LatticeGauge.LocalH.wr_strictAntiOn(仮定なし。結論:g g g は ( 0 , ∞ ) (0,\infty) ( 0 , ∞ ) で狭義減少。Lean では微分の符号 g ′ ( x ) = h ( x ) / x 4 g'(x)=h(x)/x^4 g ′ ( x ) = h ( x ) / x 4 、h ( x ) = 3 − 2 x − ( 3 + x ) e − x < 0 h(x)=3-2x-(3+x)e^{-x}\lt0 h ( x ) = 3 − 2 x − ( 3 + x ) e − x < 0 の経路で閉じている)。
命題 G の使い道は二つあります。一つ目に、重みを窓の指示関数 1 [ 0 , T ] \mathbf 1_{[0,T]} 1 [ 0 , T ] に固定し、一時刻の関数だけを動かした族では、上限が最低の励起 a = m a=m a = m でちょうど取られ、T 2 g ( m T ) = ξ 2 φ ( T / ξ ) T^2g(mT)=\xi^2\varphi(T/\xi) T 2 g ( m T ) = ξ 2 φ ( T / ξ ) に等しくなります 初 (スペクトル測度の重みつき平均の比は、成分ごとの比の最大を越えない。最大が a = m a=m a = m で取られることが g g g の単調性そのもの)。二つ目に、窓を限った H↑ κ T 2 g ( c m p h y s ) ≤ K ℓ 2 \kappa T^2g(c\,m_{\rm phys})\le K\ell^2 κ T 2 g ( c m phys ) ≤ K ℓ 2 (T = c ℓ T=c\ell T = c ℓ )を一つの数の不等式にできます。g g g は ( 0 , ∞ ) (0,\infty) ( 0 , ∞ ) から ( 0 , ∞ ) (0,\infty) ( 0 , ∞ ) への連続な狭義減少の全単射なので、
κ ( c ℓ ) 2 g ( c m p h y s ) ≤ K ℓ 2 ⟺ m p h y s ≥ 1 c g − 1 ( K κ c 2 ) (6) \kappa\,(c\ell)^2\,g(c\,m_{\rm phys})\le K\ell^2\iff m_{\rm phys}\ \ge\ \frac1c\,g^{-1}\!\Bigl(\frac{K}{\kappa c^2}\Bigr) \tag{6} κ ( c ℓ ) 2 g ( c m phys ) ≤ K ℓ 2 ⟺ m phys ≥ c 1 g − 1 ( κ c 2 K ) ( 6 )
です。e − x ≥ 1 − x + x 2 / 2 − x 3 / 6 e^{-x}\ge1-x+x^2/2-x^3/6 e − x ≥ 1 − x + x 2 /2 − x 3 /6 (x ≥ 0 x\ge0 x ≥ 0 )から g ( x ) ≥ 1 / ( 2 x ) − 1 / 6 g(x)\ge1/(2x)-1/6 g ( x ) ≥ 1/ ( 2 x ) − 1/6 が出て、陽な形
m p h y s ≥ 3 κ c 6 K + κ c 2 (7) m_{\rm phys}\ \ge\ \frac{3\kappa c}{6K+\kappa c^2} \tag{7} m phys ≥ 6 K + κ c 2 3 κ c ( 7 )
が得られます 初 。Lean LatticeGauge.LocalH.gap_lower_of_window(仮定:0 < κ , c , K , ℓ , m 0\lt\kappa,c,K,\ell,m 0 < κ , c , K , ℓ , m ・κ ( c ℓ ) 2 g ( c ℓ m ) ≤ C P \kappa(c\ell)^2g(c\ell m)\le C_P κ ( c ℓ ) 2 g ( c ℓ m ) ≤ C P ・C P ≤ K ℓ 2 C_P\le K\ell^2 C P ≤ K ℓ 2 。結論:3 κ c / ( 6 K + κ c 2 ) ≤ m ℓ 3\kappa c/(6K+\kappa c^2)\le m\ell 3 κ c / ( 6 K + κ c 2 ) ≤ m ℓ )。(7) は c m p h y s ≲ 1 c\,m_{\rm phys}\lesssim1 c m phys ≲ 1 で鋭く、c m p h y s ≳ 3 c\,m_{\rm phys}\gtrsim3 c m phys ≳ 3 では右辺の近似が弱くなるので、大きい c c c には次の形を使います。
窓の中の重みも動かす — 命題 W
命題 W(窓の中の時刻に局所な族の上限)
命題 B の仮定と正準の選び方のもとで、重みの台が [ 0 , T ] [0,T] [ 0 , T ] に入る F 1 \mathcal F_1 F 1 の元の上の上限は
sup f ∈ F 1 , supp h ⊂ [ 0 , T ] Var ( f ) E ( f ) = Ψ T ( m ) : = 1 m 2 + ω 0 2 , ω 0 tan ω 0 T 2 = m , ω 0 ∈ ( 0 , π T ) (8) \sup_{f\in\mathcal F_1,\ \operatorname{supp}h\subset[0,T]}\frac{\operatorname{Var}(f)}{\mathcal E(f)}=\Psi_T(m):=\frac1{m^2+\omega_0^2},\qquad \omega_0\tan\frac{\omega_0T}2=m,\quad \omega_0\in\Bigl(0,\frac\pi T\Bigr) \tag{8} f ∈ F 1 , supp h ⊂ [ 0 , T ] sup E ( f ) Var ( f ) = Ψ T ( m ) := m 2 + ω 0 2 1 , ω 0 tan 2 ω 0 T = m , ω 0 ∈ ( 0 , T π ) ( 8 )
である。一般の計量((A3))では左辺は κ Ψ T ( m ) \kappa\Psi_T(m) κ Ψ T ( m ) 以上。
初 証明〔研〕。φ \varphi φ を A A A の固有成分 φ k \varphi_k φ k (固有値 a k a_k a k )に分けると、Var = ∑ k ∥ φ k ∥ 2 ⟨ h , e − a k ∣ s − t ∣ h ⟩ \operatorname{Var}=\sum_k\|\varphi_k\|^2\langle h,e^{-a_k|s-t|}h\rangle Var = ∑ k ∥ φ k ∥ 2 ⟨ h , e − a k ∣ s − t ∣ h ⟩ 、E = 2 ∥ h ∥ 2 ∑ k a k ∥ φ k ∥ 2 \mathcal E=2\|h\|^2\sum_ka_k\|\varphi_k\|^2 E = 2∥ h ∥ 2 ∑ k a k ∥ φ k ∥ 2 (恒等式 (18))です。重みつき平均の比は成分ごとの比の最大を越えないので、Var / E ≤ max k ⟨ h , K a k h ⟩ / ∥ h ∥ 2 \operatorname{Var}/\mathcal E\le\max_k\langle h,K_{a_k}h\rangle/\|h\|^2 Var / E ≤ max k ⟨ h , K a k h ⟩ /∥ h ∥ 2 、ここで K a K_a K a は核 e − a ∣ s − t ∣ / ( 2 a ) e^{-a|s-t|}/(2a) e − a ∣ s − t ∣ / ( 2 a ) を [ 0 , T ] [0,T] [ 0 , T ] に制限した積分作用素で、実数直線の上の ( a 2 − ∂ 2 ) − 1 (a^2-\partial^2)^{-1} ( a 2 − ∂ 2 ) − 1 の圧縮です。a ↦ ( a 2 − ∂ 2 ) − 1 a\mapsto(a^2-\partial^2)^{-1} a ↦ ( a 2 − ∂ 2 ) − 1 は作用素として減少するので、最大は a = m a=m a = m です。K m K_m K m の最大の固有値は、固有関数が u ′ ′ = − ω 2 u u''=-\omega^2u u ′′ = − ω 2 u と境界条件 u ′ ( 0 ) = m u ( 0 ) u'(0)=m\,u(0) u ′ ( 0 ) = m u ( 0 ) ・u ′ ( T ) = − m u ( T ) u'(T)=-m\,u(T) u ′ ( T ) = − m u ( T ) を満たすことから、対称な第一の解 u = cos ( ω ( t − T / 2 ) ) u=\cos(\omega(t-T/2)) u = cos ( ω ( t − T /2 )) の ω tan ( ω T / 2 ) = m \omega\tan(\omega T/2)=m ω tan ( ω T /2 ) = m で決まり、値は 1 / ( m 2 + ω 2 ) 1/(m^2+\omega^2) 1/ ( m 2 + ω 2 ) です。等号は G 1 = ψ 1 / ψ 0 G_1=\psi_1/\psi_0 G 1 = ψ 1 / ψ 0 ・h = cos ( ω 0 ( t − T / 2 ) ) h=\cos(\omega_0(t-T/2)) h = cos ( ω 0 ( t − T /2 )) で取られます。∎
根 ω 0 \omega_0 ω 0 は tan z ≥ z \tan z\ge z tan z ≥ z から ω 0 2 ≤ 2 m / T \omega_0^2\le2m/T ω 0 2 ≤ 2 m / T を満たし、また ω 0 < π / T \omega_0\lt\pi/T ω 0 < π / T なので
max ( 1 m 2 + π 2 / T 2 , 1 m 2 + 2 m / T ) ≤ Ψ T ( m ) < 1 m 2 (9) \max\Bigl(\frac1{m^2+\pi^2/T^2},\ \frac1{m^2+2m/T}\Bigr)\ \le\ \Psi_T(m)\ \lt\ \frac1{m^2} \tag{9} max ( m 2 + π 2 / T 2 1 , m 2 + 2 m / T 1 ) ≤ Ψ T ( m ) < m 2 1 ( 9 )
です 初 。指示関数の重みの値 T 2 g ( m T ) T^2g(mT) T 2 g ( m T ) は Ψ T ( m ) \Psi_T(m) Ψ T ( m ) より真に小さく(cos \cos cos は定数でない)、T → 0 T\to0 T → 0 では両方とも ≈ T / ( 2 m ) \approx T/(2m) ≈ T / ( 2 m ) 、T → ∞ T\to\infty T → ∞ では Ψ T = 1 / m 2 − O ( T − 2 ) \Psi_T=1/m^2-O(T^{-2}) Ψ T = 1/ m 2 − O ( T − 2 ) 、T 2 g = 1 / m 2 − O ( T − 1 ) T^2g=1/m^2-O(T^{-1}) T 2 g = 1/ m 2 − O ( T − 1 ) です。
表 1 窓の上限の二つの値(m = 1 m=1 m = 1 )
T T T 指示関数の重み T 2 g ( T ) = φ ( T ) T^2g(T)=\varphi(T) T 2 g ( T ) = φ ( T ) 重みも動かす Ψ T ( 1 ) \Psi_T(1) Ψ T ( 1 ) 分類
1 0.368 0.369 左の列は 初 (閉じた式)、右の列は 読 (根の式の数値と、核の中点則の最大固有値との照合で相対 2.5 × 10 − 5 2.5\times10^{-5} 2.5 × 1 0 − 5 以内)
4 0.755 0.775
10 0.900 0.935
有限の空間体積の下界
局所の H↑ (4) と命題 W を合わせます。κ Ψ c ℓ ( m ) ≤ C P l o c ( c ) ≤ K ℓ 2 \kappa\Psi_{c\ell}(m)\le C_P^{\rm loc}(c)\le K\ell^2 κ Ψ c ℓ ( m ) ≤ C P loc ( c ) ≤ K ℓ 2 と (9) の Ψ c ℓ ( m ) ≥ 1 / ( m 2 + 2 m / ( c ℓ ) ) \Psi_{c\ell}(m)\ge1/(m^2+2m/(c\ell)) Ψ c ℓ ( m ) ≥ 1/ ( m 2 + 2 m / ( c ℓ )) から、μ = m ℓ = m p h y s \mu=m\ell=m_{\rm phys} μ = m ℓ = m phys は μ 2 + 2 μ / c ≥ κ / K \mu^2+2\mu/c\ge\kappa/K μ 2 + 2 μ / c ≥ κ / K を満たし、
m p h y s ≥ 1 c 2 + κ K − 1 c ( c > 0 ) (10) m_{\rm phys}\ \ge\ \sqrt{\frac1{c^2}+\frac\kappa K}-\frac1c\qquad(c\gt0) \tag{10} m phys ≥ c 2 1 + K κ − c 1 ( c > 0 ) ( 10 )
です 初 (命題 B の仮定の上)。Lean LatticeGauge.LocalH.gap_lower_of_local_window(仮定:0 < κ , c , K , ℓ , m 0\lt\kappa,c,K,\ell,m 0 < κ , c , K , ℓ , m ・κ / ( m 2 + w 2 ) ≤ C P \kappa/(m^2+w^2)\le C_P κ / ( m 2 + w 2 ) ≤ C P ・w 2 ≤ 2 m / ( c ℓ ) w^2\le2m/(c\ell) w 2 ≤ 2 m / ( c ℓ ) ・C P ≤ K ℓ 2 C_P\le K\ell^2 C P ≤ K ℓ 2 。結論:(10))、local_bound_tendsto(仮定なし。結論:(10) の右辺は c → ∞ c\to\infty c → ∞ で κ / K \sqrt{\kappa/K} κ / K に近づく)。c → ∞ c\to\infty c → ∞ で 10-01 の (19) に戻り、c → 0 c\to0 c → 0 では ≈ c κ / ( 2 K ) \approx c\kappa/(2K) ≈ c κ / ( 2 K ) です。(10) は (7) より全ての c c c で強い形です。
自由場では両向き。 ガウスの経路の測度では、Poincaré 定数は共分散作用素のノルムに等しく 典 (Hairer–Stuart–Voss–Wiberg 2005, Lemma 2.2)、窓の族 D c \mathcal D_c D c 全体の上でも C P l o c ( c ) = Ψ c ℓ ( m ) C_P^{\rm loc}(c)=\Psi_{c\ell}(m) C P loc ( c ) = Ψ c ℓ ( m ) がちょうど成り立ちます 初 (共分散を窓に圧縮した作用素の最大固有値が命題 W の値)。したがって自由場では「H ↑ c l o c ( K ) \mathrm H{\uparrow}^{\rm loc}_c(K) H ↑ c loc ( K ) ⇒ (10)」に加えて「m p h y s ≥ K − 1 / 2 m_{\rm phys}\ge K^{-1/2} m phys ≥ K − 1/2 ⇒ 全ての c c c で H ↑ c l o c ( K ) \mathrm H{\uparrow}^{\rm loc}_c(K) H ↑ c loc ( K ) 」も成り立ちます(Ψ < 1 / m 2 \Psi\lt1/m^2 Ψ < 1/ m 2 )。局所化が自明でないことも見えます。C P l o c ( c ) < C P C_P^{\rm loc}(c)\lt C_P C P loc ( c ) < C P が全ての有限の c c c で真に成り立ち、c → 0 c\to0 c → 0 では ≈ c ℓ / ( 2 m ) → 0 \approx c\ell/(2m)\to0 ≈ c ℓ / ( 2 m ) → 0 です。
この節の条件。 (4)〜(10) は時間を連続に取った格子・有限の空間格子・T = ∞ T=\infty T = ∞ ・(A1)〜(A3) の上の文です。時間も刻む Wilson の格子では仮定 (D)(10-01 の (20))が残り、窓の版はその上でまだ書いていません。
04 「ある K ( c ) K(c) K ( c ) 」は空虚 — 無質量の自由場という陰性対照と、比の形
空間も局所にします。無限の空間格子で、一辺 R = c ℓ R=c\ell R = c ℓ の時空の箱 B R B_R B R に台を持つ汎関数だけを動かした局所の Poincaré 定数を C P l o c ( B R ) C_P^{\rm loc}(B_R) C P loc ( B R ) と書きます(11-03 §03 の空間も局所にした版。下の (11) は 11-03 の (4) と同じ不等式)。素直な局所の H↑ は「C P l o c ( B c ℓ ) ≤ K ( c ) ℓ 2 C_P^{\rm loc}(B_{c\ell})\le K(c)\,\ell^2 C P loc ( B c ℓ ) ≤ K ( c ) ℓ 2 」です。ところがこの形は、四次元では隙間について何も言いません。
陰性対照(質量の無い自由場)
時空四次元・無限体積の質量の無い自由スカラー場(正準の目盛り・ℏ = 1 \hbar=1 ℏ = 1 )で、
R 2 4 π 2 ≤ C P l o c ( B R ) ≤ R 2 . (11) \frac{R^2}{4\pi^2}\ \le\ C_P^{\rm loc}(B_R)\ \le\ R^2 . \tag{11} 4 π 2 R 2 ≤ C P loc ( B R ) ≤ R 2 . ( 11 )
したがって K ( c ) = c 2 K(c)=c^2 K ( c ) = c 2 で「C P l o c ( B c ℓ ) ≤ K ( c ) ℓ 2 C_P^{\rm loc}(B_{c\ell})\le K(c)\ell^2 C P loc ( B c ℓ ) ≤ K ( c ) ℓ 2 」が成り立ち、隙間は 0 である。
初 証明。ガウスの Poincaré 定数は共分散を箱に圧縮した作用素のノルムです 典 (前節)。共分散 ( − Δ ) − 1 (-\Delta)^{-1} ( − Δ ) − 1 は四次元で過渡的なので有限で、連続の核は 1 / ( 4 π 2 ∣ z ∣ 2 ) 1/(4\pi^2|z|^2) 1/ ( 4 π 2 ∣ z ∣ 2 ) です。上は Schur の評価で、ノルムは sup x ∑ y ∈ B R G ( x − y ) ≤ ∫ ∣ z ∣ < 2 R d 4 z 4 π 2 ∣ z ∣ 2 = R 2 \sup_x\sum_{y\in B_R}G(x-y)\le\int_{|z|\lt2R}\frac{d^4z}{4\pi^2|z|^2}=R^2 sup x ∑ y ∈ B R G ( x − y ) ≤ ∫ ∣ z ∣ < 2 R 4 π 2 ∣ z ∣ 2 d 4 z = R 2 以下です(格子の核の漸近は連続の核で置き換えた。この段は 仮 )。下は、箱の Dirichlet の基底状態 w w w を試験の向きに取り、⟨ w , G w ⟩ ⟨ w , − Δ w ⟩ ≥ ∥ w ∥ 4 \langle w,Gw\rangle\langle w,-\Delta w\rangle\ge\|w\|^4 ⟨ w , Gw ⟩ ⟨ w , − Δ w ⟩ ≥ ∥ w ∥ 4 (Cauchy–Schwarz)から C P l o c ≥ 1 / λ D ( B R ) ≈ R 2 / ( 4 π 2 ) C_P^{\rm loc}\ge1/\lambda_D(B_R)\approx R^2/(4\pi^2) C P loc ≥ 1/ λ D ( B R ) ≈ R 2 / ( 4 π 2 ) です(時空の箱の四つの向きに π 2 / R 2 \pi^2/R^2 π 2 / R 2 ずつ)。∎
数で見ると、比 Γ ( R ) : = C P l o c , 0 ( B R ) / R 2 \Gamma(R):=C_P^{\rm loc,0}(B_R)/R^2 Γ ( R ) := C P loc , 0 ( B R ) / R 2 は R = 4 , 6 , 8 , 10 , 12 , 16 R=4,6,8,10,12,16 R = 4 , 6 , 8 , 10 , 12 , 16 で 0.0802 , 0.0768 , 0.0756 , 0.0750 , 0.0747 , 0.0744 0.0802,\ 0.0768,\ 0.0756,\ 0.0750,\ 0.0747,\ 0.0744 0.0802 , 0.0768 , 0.0756 , 0.0750 , 0.0747 , 0.0744 と減り、補正は 1 / R 2 1/R^2 1/ R 2 で対数の補正は無く、外挿で Γ ∞ = 0.0740 \Gamma_\infty=0.0740 Γ ∞ = 0.0740 です 読 (浮動小数・格子の熱核の数値積分と、独立な周期格子の経路の一致が相対 2 × 10 − 3 2\times10^{-3} 2 × 1 0 − 3 以内・外挿は R ≤ 16 R\le16 R ≤ 16 ・一成分)。これは紙の挟み [ 1 / ( 4 π 2 ) , 0.1125 ] [1/(4\pi^2),\,0.1125] [ 1/ ( 4 π 2 ) , 0.1125 ] の中で、Dirichlet の値 1 / ( 4 π 2 ) = 0.0253 1/(4\pi^2)=0.0253 1/ ( 4 π 2 ) = 0.0253 の 2.92 倍です。連続の核が次数 − 2 -2 − 2 の斉次なので、圧縮が R 2 R^2 R 2 にちょうど比例するのは期待どおりです。
低い次元との対照も一行置きます。時空二次元の無質量の場では赤外が発散して C P l o c = ∞ C_P^{\rm loc}=\infty C P loc = ∞ 、時間の窓だけを局所にした有限の空間体積でも一定のモードが ≈ T / ( 2 m ) \approx T/(2m) ≈ T / ( 2 m ) で伸びます。質量の無い場が有限の局所の定数を持つのは、時空三次元以上で空間も局所にした場合だけで、第 11 部の四次元の設定はちょうどそこに当たります 初 。
比の形
そこで、局所の H を同じ格子・同じ箱・同じ目盛りの無質量の自由場(参照)との比で述べます。
K r e l ( c ) = C P l o c ( B c ℓ ; μ ) C P l o c , 0 ( c ℓ ) , C P l o c , 0 ( R ) = Γ ( R ) R 2 , H ↑ c r e l ( K ) : K r e l ( c ) ≤ K (12) K_{\rm rel}(c)=\frac{C_P^{\rm loc}(B_{c\ell};\mu)}{C_P^{\rm loc,0}(c\ell)},\qquad C_P^{\rm loc,0}(R)=\Gamma(R)\,R^2,\qquad \mathrm H{\uparrow}^{\rm rel}_c(K):\ \ K_{\rm rel}(c)\le K \tag{12} K rel ( c ) = C P loc , 0 ( c ℓ ) C P loc ( B c ℓ ; μ ) , C P loc , 0 ( R ) = Γ ( R ) R 2 , H ↑ c rel ( K ) : K rel ( c ) ≤ K ( 12 )
(β ≥ β 0 \beta\ge\beta_0 β ≥ β 0 に一様、ℓ = ξ R G ( β ) \ell=\xi_{\rm RG}(\beta) ℓ = ξ RG ( β ) )。定数 K K K は絶対の数になります。一つの c c c での文 として置き、c c c に一様には要求しません。質量 m m m の自由場の比 r ( m R ) r(mR) r ( m R ) は m R → 0 mR\to0 m R → 0 で 1 に近づくので、短い距離まで一様に K < 1 K\lt1 K < 1 を求める文は自由場に近い理論では偽になるからです 見 。c c c に一様な K K K を求めると、c → ∞ c\to\infty c → ∞ で全体の H↑ に戻ります(11-03)。
凸な相互作用を足した場(作用 1 2 ⟨ Φ , − Δ Φ ⟩ + ∑ x U ( Φ x ) \frac12\langle\Phi,-\Delta\Phi\rangle+\sum_xU(\Phi_x) 2 1 ⟨ Φ , − ΔΦ ⟩ + ∑ x U ( Φ x ) 、U U U は凸)では、Hesse 行列が − Δ -\Delta − Δ 以上なので Brascamp–Lieb の不等式から K r e l ≤ 1 K_{\rm rel}\le1 K rel ≤ 1 です 仮 (不等式の書誌は確かめていない)。凸な場は帯 [ 0 , 1 ] [0,1] [ 0 , 1 ] の中にいます。橋に要るのは、次の節で見るとおり、その中の閾より下の部分です。
05 無限体積の橋と閾 — 仮定 (Loc- Δ c ) ′ \text{(Loc-}\Delta_c)' (Loc- Δ c ) ′ と比への移しかえ
無限体積では、一つの時刻の関数 F = ψ 1 / ψ 0 F=\psi_1/\psi_0 F = ψ 1 / ψ 0 は局所でも陽でもありません。代わりに、箱の中の局所の観測量が低いエネルギーの励起を作る、という仮定を置きます。
仮定 (Loc- Δ c ) ′ \text{(Loc-}\Delta_c)' (Loc- Δ c ) ′ (モーメントの形)
一辺 c ℓ c\ell c ℓ の空間の箱に台を持つ局所の観測量 O O O があって、φ = ( O − ⟨ O ⟩ ) Ω \varphi=(O-\langle O\rangle)\Omega φ = ( O − ⟨ O ⟩) Ω (Ω \Omega Ω は真空)の、転送の生成作用素 A A A についてのスペクトル測度 ν φ \nu_\varphi ν φ が
M 3 M 1 : = ∫ a 3 d ν φ ( a ) ∫ a d ν φ ( a ) ≤ m ∞ 2 + γ ( c ℓ ) 2 (13) \frac{M_3}{M_1}:=\frac{\int a^3\,d\nu_\varphi(a)}{\int a\,d\nu_\varphi(a)}\ \le\ m_\infty^2+\frac{\gamma}{(c\ell)^2} \tag{13} M 1 M 3 := ∫ a d ν φ ( a ) ∫ a 3 d ν φ ( a ) ≤ m ∞ 2 + ( c ℓ ) 2 γ ( 13 )
を満たす。m ∞ m_\infty m ∞ は無限体積の格子単位の隙間、γ \gamma γ は β \beta β に依らない定数。
仮 どの相互作用のある模型でも示していません。仮定 (13) は結論の量 m ∞ m_\infty m ∞ を含みますが、上からの比較にだけ現れ、m ∞ > 0 m_\infty\gt0 m ∞ > 0 を含意しません。m ∞ = 0 m_\infty=0 m ∞ = 0 でも意味を持つ文で(局所の観測量で低いエネルギーの励起に近づける、という近似の性質)、質量の無い自由場は γ = d π 2 \gamma=d\pi^2 γ = d π 2 で満たします。
初 自由場での成立。一粒子の状態で ν φ = ∑ p ∣ w ^ p ∣ 2 / ( 2 ω p ) δ ω p \nu_\varphi=\sum_p|\hat w_p|^2/(2\omega_p)\,\delta_{\omega_p} ν φ = ∑ p ∣ w ^ p ∣ 2 / ( 2 ω p ) δ ω p 、M 3 / M 1 = m 0 2 + ⟨ w , − Δ w ⟩ / ∥ w ∥ 2 ≤ m 0 2 + d π 2 / ( c ℓ ) 2 M_3/M_1=m_0^2+\langle w,-\Delta w\rangle/\|w\|^2\le m_0^2+d\pi^2/(c\ell)^2 M 3 / M 1 = m 0 2 + ⟨ w , − Δ w ⟩ /∥ w ∥ 2 ≤ m 0 2 + d π 2 / ( c ℓ ) 2 (w w w は空間の箱の Dirichlet の基底状態、d d d は空間の次元)。
窓 T T T の比は Jensen の不等式で ≥ κ / ( M 3 / M 1 + π 2 / T 2 ) \ge\kappa/(M_3/M_1+\pi^2/T^2) ≥ κ / ( M 3 / M 1 + π 2 / T 2 ) と押さえられます。時空の箱を等方に扱い λ W : = γ + π 2 \lambda_W:=\gamma+\pi^2 λ W := γ + π 2 と置くと
C P l o c ( B R ) ≥ κ m ∞ 2 + λ W / R 2 (14) C_P^{\rm loc}(B_R)\ \ge\ \frac{\kappa}{m_\infty^2+\lambda_W/R^2} \tag{14} C P loc ( B R ) ≥ m ∞ 2 + λ W / R 2 κ ( 14 )
で、これと局所の H↑ C P l o c ≤ K ℓ 2 C_P^{\rm loc}\le K\ell^2 C P loc ≤ K ℓ 2 から m p h y s 2 ≥ κ / K − λ W / c 2 m_{\rm phys}^2\ge\kappa/K-\lambda_W/c^2 m phys 2 ≥ κ / K − λ W / c 2 です 初 ((13) と無限体積の基底状態変換の恒等式の上)。Lean LatticeGauge.LocalH.gap_lower_dirichlet(仮定:0 < κ , c , K , ℓ 0\lt\kappa,c,K,\ell 0 < κ , c , K , ℓ ・0 < m 2 + λ 0\lt m^2+\lambda 0 < m 2 + λ ・κ / ( m 2 + λ ) ≤ C P \kappa/(m^2+\lambda)\le C_P κ / ( m 2 + λ ) ≤ C P ・λ ≤ γ / ( c ℓ ) 2 \lambda\le\gamma/(c\ell)^2 λ ≤ γ / ( c ℓ ) 2 ・C P ≤ K ℓ 2 C_P\le K\ell^2 C P ≤ K ℓ 2 。結論:κ / K − γ / c 2 ≤ ( m ℓ ) 2 \kappa/K-\gamma/c^2\le(m\ell)^2 κ / K − γ / c 2 ≤ ( m ℓ ) 2 )。
比の形 (12) に移すと、C P l o c ≤ K r e l Γ R 2 C_P^{\rm loc}\le K_{\rm rel}\Gamma R^2 C P loc ≤ K rel Γ R 2 と (14) から
( m ∞ R ) 2 ≥ λ W ( K ∗ K r e l − 1 ) , K ∗ : = κ λ W Γ (15) (m_\infty R)^2\ \ge\ \lambda_W\Bigl(\frac{K_*}{K_{\rm rel}}-1\Bigr),\qquad K_*:=\frac{\kappa}{\lambda_W\,\Gamma} \tag{15} ( m ∞ R ) 2 ≥ λ W ( K rel K ∗ − 1 ) , K ∗ := λ W Γ κ ( 15 )
です 初 ((13) と無限体積の恒等式の上の代数)。Lean LatticeGauge.LocalHReference.ratio_bridge(仮定:0 < λ W , Γ , R , K r e l 0\lt\lambda_W,\Gamma,R,K_{\rm rel} 0 < λ W , Γ , R , K rel ・κ / ( m 2 + λ W / R 2 ) ≤ C \kappa/(m^2+\lambda_W/R^2)\le C κ / ( m 2 + λ W / R 2 ) ≤ C ・C ≤ K r e l Γ R 2 C\le K_{\rm rel}\Gamma R^2 C ≤ K rel Γ R 2 。結論:(15))、kstar_correspondence(仮定:0 < λ W , Γ , c 0\lt\lambda_W,\Gamma,c 0 < λ W , Γ , c 。結論:K ( c ) = K r e l Γ c 2 K(c)=K_{\rm rel}\Gamma c^2 K ( c ) = K rel Γ c 2 のとき K ( c ) < κ c 2 / λ W ⟺ K r e l < K ∗ K(c)\lt\kappa c^2/\lambda_W\iff K_{\rm rel}\lt K_* K ( c ) < κ c 2 / λ W ⟺ K rel < K ∗ )、ratio_bridge_vacuous_of_ge(仮定:K ∗ ≤ K r e l K_*\le K_{\rm rel} K ∗ ≤ K rel 。結論:(15) の右辺 ≤ 0 \le0 ≤ 0 )。
読み方。K r e l < K ∗ K_{\rm rel}\lt K_* K rel < K ∗ なら右辺は正で、質量の下界
m ∞ ℓ ≥ λ W c K ∗ K r e l − 1 (16) m_\infty\,\ell\ \ge\ \frac{\sqrt{\lambda_W}}{c}\,\sqrt{\frac{K_*}{K_{\rm rel}}-1} \tag{16} m ∞ ℓ ≥ c λ W K rel K ∗ − 1 ( 16 )
が出ます。K r e l ≥ K ∗ K_{\rm rel}\ge K_* K rel ≥ K ∗ なら (15) は空です。参照は自分の Dirichlet の下界を満たす(Γ ≥ 1 / λ W \Gamma\ge1/\lambda_W Γ ≥ 1/ λ W 、(11) の左と同じ Cauchy–Schwarz)ので、どの参照でも K ∗ ≤ κ K_*\le\kappa K ∗ ≤ κ です 初 。Lean LatticeGauge.LocalHReference.kstar_le_kappa(仮定:0 ≤ κ 0\le\kappa 0 ≤ κ ・0 < λ W , Γ 0\lt\lambda_W,\Gamma 0 < λ W , Γ ・1 ≤ λ W Γ 1\le\lambda_W\Gamma 1 ≤ λ W Γ 。結論:K ∗ ≤ κ K_*\le\kappa K ∗ ≤ κ )。比が 1 の場(K r e l = 1 K_{\rm rel}=1 K rel = 1 )では橋は架かりません(rel_one_no_bridge、陰性対照)。
(15) の λ W \lambda_W λ W には注意が要ります。λ W \lambda_W λ W は「許される局所の観測量の族の中で達せる M 3 / M 1 M_3/M_1 M 3 / M 1 の値」で、試験の観測量の族を選ぶと決まる数です。分母の参照 Γ \Gamma Γ と分子の下界の λ W \lambda_W λ W は、同じ族で取らなければなりません。次の節で、この点が閾を動かします。
06
三つの参照 — スカラー・ゲージ商・色の一重項
表 2 に、参照の取り方ごとの値を並べます。どの行も自由場の参照の数で、対象の Wilson 測度の比 K r e l K_{\rm rel} K rel は一つも測っていません。
表 2 三つの参照と閾(四次元・正準の目盛り。数は浮動小数の計算と外挿の読み)
参照 試験の観測量の族 Γ ∞ \Gamma_\infty Γ ∞ λ W \lambda_W λ W (R 2 R^2 R 2 倍)λ W Γ \lambda_W\Gamma λ W Γ 閾 K ∗ / κ K_*/\kappa K ∗ / κ 橋が質量を見る箱 条件
スカラー 箱の場の全ての関数(最良は一次) 0.0740 4 π 2 ≈ 39.5 4\pi^2\approx39.5 4 π 2 ≈ 39.5 2.92 0.342 m R ≈ 4.2 mR\approx4.2 m R ≈ 4.2 一成分・外挿は R ≤ 16 R\le16 R ≤ 16 読
ゲージ商 箱の全ての サイトのゲージ変換で割った商=箱のプラケットの角の関数 0.0277 72.0 1.99 0.502 m R ≈ 5.2 mR\approx5.2 m R ≈ 5.2 (Proca の横波)一色の成分のガウス・β = 1 \beta=1 β = 1 ・外挿は R ≤ 16 R\le16 R ≤ 16 (λ W \lambda_W λ W は R ≤ 14 R\le14 R ≤ 14 ) 読
S U ( 2 ) SU(2) S U ( 2 ) の色の一重項色の一重項(主項は二次のカオス)・箱の差し渡しの大きさのループを含む族 Γ Q / 2 ≈ 0.0138 \Gamma_Q/2\approx0.0138 Γ Q /2 ≈ 0.0138 115〜117(試験の値) 約 1.6 約 0.62(下の値) — 主項(β → ∞ \beta\to\infty β → ∞ )・三色の独立なガウス・一階の試験・外挿は R ≤ 10 R\le10 R ≤ 10 読
Lean LatticeGauge.LocalHReference.kstar_measured(仮定:測った Γ ∈ [ 0.0739 , 0.0741 ] \Gamma\in[0.0739,0.0741] Γ ∈ [ 0.0739 , 0.0741 ] 。結論:0.34 < K ∗ < 0.344 0.34\lt K_*\lt0.344 0.34 < K ∗ < 0.344 )、LatticeGauge.GaugeReference.kstar_gauge_measured(仮定:測った Γ Q ∈ [ 0.02762 , 0.02772 ] \Gamma_Q\in[0.02762,0.02772] Γ Q ∈ [ 0.02762 , 0.02772 ] ・λ W Q ∈ [ 71.8 , 72.1 ] \lambda_W^Q\in[71.8,72.1] λ W Q ∈ [ 71.8 , 72.1 ] 。結論:0.5 < K ∗ Q < 0.505 0.5\lt K_*^Q\lt0.505 0.5 < K ∗ Q < 0.505 )、LatticeGauge.WilsonLoopReference.kstar2_measured(仮定:測った λ ( 2 ) ∈ [ 115 , 118 ] \lambda^{(2)}\in[115,118] λ ( 2 ) ∈ [ 115 , 118 ] ・Γ Q ∈ [ 0.02762 , 0.02772 ] \Gamma_Q\in[0.02762,0.02772] Γ Q ∈ [ 0.02762 , 0.02772 ] 。結論:0.61 < K ∗ ( 2 ) < 0.63 0.61\lt K_*^{(2)}\lt0.63 0.61 < K ∗ ( 2 ) < 0.63 )。三つとも測った数を仮定に置いた算術で、数そのものは Lean の外です。
なぜ参照で閾が変わるか
ゲージ固定の値は参照にならない。 ゲージを固定した自由なゲージ場(Feynman ゲージ)の値はスカラーと同じ Γ = 0.0740 \Gamma=0.0740 Γ = 0.0740 ですが、ゲージ固定の母数 α \alpha α を変えると値が変わり、固定を外す(α → ∞ \alpha\to\infty α → ∞ )と箱の中のゲージ変換の向きで無限大になります 初 (ゲージの像の向きの試験関数で Γ a ( α ) ≥ α / ( λ D i n t R 2 ) \Gamma_a(\alpha)\ge\alpha/(\lambda_D^{\rm int}R^2) Γ a ( α ) ≥ α / ( λ D int R 2 ) )。対象の Wilson 測度はゲージを固定しないので、比の分子が有限なのはゲージ不変な関数の上だけです。分母も同じ空間で測ります。Lean LatticeGauge.GaugeReference.gauge_param_unbounded(仮定:0 < λ D , R 0\lt\lambda_D,R 0 < λ D , R ・α / ( λ D R 2 ) ≤ Γ a ( α ) \alpha/(\lambda_DR^2)\le\Gamma_a(\alpha) α / ( λ D R 2 ) ≤ Γ a ( α ) 。結論:Γ a \Gamma_a Γ a は α \alpha α について有界でない)。
ゲージ不変な観測量は高い運動量しか持てない。 ゲージ商の試験の空間は、箱のグラフの上で発散が 0 の場(横波)です。箱が可縮なら、これは箱のプラケットの角の関数の空間とちょうど一致します 初 (立方体の複体の一次のホモロジーが 0 なので、閉じた道はプラケットの和の境界)。発散 0 の制約のもとでは、箱の全体で同じ向きを向く正の場(スカラーの最適な試験の向き)が作れません。最適な向きは運動量の大きい横波になり、λ W Q = 72.0 \lambda_W^Q=72.0 λ W Q = 72.0 はスカラーの 4 π 2 4\pi^2 4 π 2 の 1.82 倍、Γ Q \Gamma_Q Γ Q はスカラーの 0.374 倍です 読 。比の閾は 0.342 → 0.502 0.342\to0.502 0.342 → 0.502 と緩みますが、これは Γ \Gamma Γ が縮む割合が λ W \lambda_W λ W の伸びより大きいからで(0.502 / 0.342 = 1 / ( 0.374 × 1.82 ) 0.502/0.342=1/(0.374\times1.82) 0.502/0.342 = 1/ ( 0.374 × 1.82 ) )、局所の Poincaré 定数そのものに直した条件 C P l o c < κ R 2 / λ W C_P^{\rm loc}\lt\kappa R^2/\lambda_W C P loc < κ R 2 / λ W は 0.0253 κ R 2 0.0253\kappa R^2 0.0253 κ R 2 から 0.0139 κ R 2 0.0139\kappa R^2 0.0139 κ R 2 へ厳しくなります 読 。
箱の境のゲージ変換も割る。 箱の内部のサイトのゲージ変換だけで割り、境のサイトのゲージを凍らせると、箱を一様に貫く流束が試験の空間に入り、値はほぼゲージ固定の値に戻って Γ Q \Gamma_Q Γ Q の 2.2〜2.5 倍になります 読 。箱のゲージ不変な観測量(Wilson ループ)は全てのサイトの変換で不変なので、「全てのサイトのゲージ変換で割る」ことが参照の定義の一部です(11-01 の「箱を貫く流束」の行)。
一色の近似が暗に仮定していたこと。 一つの色の成分に線形化すると、箱の中のプラケットの角の線形結合だけで横波の試験の空間全体を張り、大きいループも箱の外に掛かるプラケットも要りません 初 (長方形のループの角は内側のプラケットの角の和)。ところが S U ( 2 ) SU(2) S U ( 2 ) のゲージ不変量(色の一重項)には、単位元のまわりの展開で一次の項がありません 初 。一次の項 ∑ c ℓ a A ℓ a \sum c_\ell^aA_\ell^a ∑ c ℓ a A ℓ a は定数のゲージ変換(大域の色の回転 S O ( 3 ) SO(3) S O ( 3 ) )でも不変でなければならず、S O ( 3 ) SO(3) S O ( 3 ) は R 3 \mathbb R^3 R 3 に固定されたベクトルを持たないので c = 0 c=0 c = 0 です。ループの trace 1 2 tr U C = cos ( ∣ θ C ∣ / 2 ) = 1 − ∣ θ C ∣ 2 / 8 + ⋯ \tfrac12\operatorname{tr}U_C=\cos(|\theta_C|/2)=1-|\theta_C|^2/8+\cdots 2 1 tr U C = cos ( ∣ θ C ∣/2 ) = 1 − ∣ θ C ∣ 2 /8 + ⋯ は角の二次から始まります。Lean LatticeGauge.WilsonLoopReference.no_linear_singlet(仮定:二つの回転 d i a g ( − 1 , − 1 , 1 ) \mathrm{diag}(-1,-1,1) diag ( − 1 , − 1 , 1 ) ・d i a g ( 1 , − 1 , − 1 ) \mathrm{diag}(1,-1,-1) diag ( 1 , − 1 , − 1 ) で不変な一次形式。結論:係数は 0)。
参照はちょうど半分。 主項(β → ∞ \beta\to\infty β → ∞ 、三色の独立なガウス)では、色の一重項の関数は二次以上のカオスです。ガウス測度の Ornstein–Uhlenbeck の生成作用素の固有値は、共分散の固有座標の一粒子の固有値の和なので、二次のカオスの上の最小は一粒子の最小の二倍で、Poincaré 定数は Γ Q / 2 \Gamma_Q/2 Γ Q /2 です 初 (等号は f w = ∑ a ( ⟨ w , A a ⟩ 2 − E ) f_w=\sum_a(\langle w,A^a\rangle^2-\mathbb E) f w = ∑ a (⟨ w , A a ⟩ 2 − E ) 、w w w は横波の最適な向き)。一階の試験の値は λ W ( f w ) = λ ( w ) + 1 / C ( w ) \lambda_W(f_w)=\lambda(w)+1/C(w) λ W ( f w ) = λ ( w ) + 1/ C ( w ) で、Cauchy–Schwarz から λ ( w ) < λ W ( f w ) ≤ 2 λ ( w ) \lambda(w)\lt\lambda_W(f_w)\le2\lambda(w) λ ( w ) < λ W ( f w ) ≤ 2 λ ( w ) です 初 。四次元の箱で λ ( 2 ) R 2 → 115 \lambda^{(2)}R^2\to115 λ ( 2 ) R 2 → 115 〜117 117 117 (λ W Q \lambda_W^Q λ W Q の約 1.6 倍)、閾は K ∗ ( 2 ) = 2 / ( λ ( 2 ) Γ Q ) ≈ 0.62 κ K_*^{(2)}=2/(\lambda^{(2)}\Gamma_Q)\approx0.62\kappa K ∗ ( 2 ) = 2/ ( λ ( 2 ) Γ Q ) ≈ 0.62 κ です 読 。λ ( 2 ) \lambda^{(2)} λ ( 2 ) は試験の値(上からの値)なので、出る閾は使える閾の下の値です。Lean chaos2_gamma・chaos2_lambda(仮定:0 < n , g 0\lt n,g 0 < n , g と Wick の積率を式として。結論:比の代数)、chaos2_bracket(仮定:0 < C 0\lt C 0 < C ・1 ≤ λ C 1\le\lambda C 1 ≤ λ C 。結論:λ < λ + 1 / C ≤ 2 λ \lambda\lt\lambda+1/C\le2\lambda λ < λ + 1/ C ≤ 2 λ )。
大きいループが要る。 この値を出すには、箱の差し渡しの大きさのループが要ります。プラケットだけの族 { tr U p } \{\operatorname{tr}U_p\} { tr U p } の主項では参照が 1 / R 2 1/R^2 1/ R 2 で消え(二次元で Γ Q / 2 \Gamma_Q/2 Γ Q /2 の 0.29 倍から 0.035 倍、R = 4 → 12 R=4\to12 R = 4 → 12 )、2 × 2 2\times2 2 × 2 までのループを足しても 0.12 倍(R = 12 R=12 R = 12 )で、橋は格子の尺度のことしか言いません 読 。箱の差し渡しの長方形を全て入れると、二次元で Γ Q / 2 \Gamma_Q/2 Γ Q /2 に全ての桁で一致し、三次元の平らな長方形だけでは 0.73 倍です 読 。四次元の大きいループ(平らでないもの・投げ縄の積を含む)の値はありません。
橋が質量を見る箱
質量 m m m の自由場の比 r ( m R ) = C P l o c ( R ; m ) / C P l o c ( R ; 0 ) r(mR)=C_P^{\rm loc}(R;m)/C_P^{\rm loc}(R;0) r ( m R ) = C P loc ( R ; m ) / C P loc ( R ; 0 ) は、R = 4 R=4 R = 4 〜12 12 12 で 0.3% 以内に m R mR m R だけの関数に揃います 読 。スカラーでは r = 0.932 , 0.825 , 0.623 , 0.359 , 0.0772 r=0.932,\ 0.825,\ 0.623,\ 0.359,\ 0.0772 r = 0.932 , 0.825 , 0.623 , 0.359 , 0.0772 (m R = 0.5 , 1 , 2 , 4 , 12 mR=0.5,1,2,4,12 m R = 0.5 , 1 , 2 , 4 , 12 )、ゲージ商の横波(Proca)では r Q = 0.950 , 0.842 , 0.721 , 0.610 , 0.514 , 0.434 r_Q=0.950,\ 0.842,\ 0.721,\ 0.610,\ 0.514,\ 0.434 r Q = 0.950 , 0.842 , 0.721 , 0.610 , 0.514 , 0.434 (m R = 1 , … , 6 mR=1,\dots,6 m R = 1 , … , 6 )です。比が閾に落ちる所は、スカラーで m R ≈ 4.2 mR\approx4.2 m R ≈ 4.2 、横波で m R ≈ 5.2 mR\approx5.2 m R ≈ 5.2 です(どちらも線形補間)読 。橋が質量を見るのは、箱の一辺が相関長の 4〜5 倍以上のときだけです。 横波は運動量が大きいので、質量に気づくのが遅れます。
裏から言えば、比が帯 [ K ∗ , 1 ) [K_*,1) [ K ∗ , 1 ) にある場について、この橋は何も言いません。質量 m R < 4.2 mR\lt4.2 m R < 4.2 の自由場(スカラーの参照)もこの帯に入るので、橋は質量を持つ場も取りこぼします。帯の中の場で質量を見る別の議論(Jensen の不等式と Dirichlet の試験関数の外)があるかは決まっていません。
07 0+1 次元の注 — 最も短い窓でも比は ω b / m \omega_b/m ω b / m
0+1 次元の二重井戸 V ( x ) = ( x 2 − 1 ) 2 / 8 V(x)=(x^2-1)^2/8 V ( x ) = ( x 2 − 1 ) 2 /8 (V ′ ′ ( ± 1 ) = 1 = ω b 2 V''(\pm1)=1=\omega_b^2 V ′′ ( ± 1 ) = 1 = ω b 2 、S 0 = 2 / 3 S_0=2/3 S 0 = 2/3 )で、比の形を試します。0+1 次元には有限の無質量の参照がありません(自由な粒子は定常な測度を持たず C P l o c = ∞ C_P^{\rm loc}=\infty C P loc = ∞ )。参照は底の曲率の調和振動子 ω b \omega_b ω b を取るほかなく、比の文は「K r e l ( T ) < κ K_{\rm rel}(T)\lt\kappa K rel ( T ) < κ なら m > ω b m\gt\omega_b m > ω b 」になります 初 (命題 W の下界と Ψ T \Psi_T Ψ T の m m m についての減少から。閾は κ \kappa κ で、四次元の 0.342 κ 0.342\kappa 0.342 κ との差は空間の箱の Dirichlet の損そのもの)。Lean LatticeGauge.LocalHReference.gap_gt_ref_of_ratio(仮定:Ψ \Psi Ψ は単調非増加・0 < κ 0\lt\kappa 0 < κ ・0 < Ψ ( ω b ) 0\lt\Psi(\omega_b) 0 < Ψ ( ω b ) ・κ Ψ ( m ) ≤ C ≤ K Ψ ( ω b ) \kappa\Psi(m)\le C\le K\Psi(\omega_b) κ Ψ ( m ) ≤ C ≤ K Ψ ( ω b ) ・K < κ K\lt\kappa K < κ 。結論:ω b < m \omega_b\lt m ω b < m )。
一つの時刻だけの窓は閉じた形で計算できます。時間の刻み ε \varepsilon ε の格子で、一つの時刻の周辺 ψ 0 2 \psi_0^2 ψ 0 2 と E 1 ( f ) = ( ℏ / ε ) ∫ ψ 0 2 ∣ f ′ ∣ 2 \mathcal E_1(f)=(\hbar/\varepsilon)\int\psi_0^2|f'|^2 E 1 ( f ) = ( ℏ/ ε ) ∫ ψ 0 2 ∣ f ′ ∣ 2 の Langevin の生成作用素は、基底状態変換で
L = − 2 ε ℏ ψ 0 − 1 ( H − E 0 ) ψ 0 , C P l o c ( 1 ) = ε 2 m , K r e l ( 1 ) = ω b m (17) L=-\frac{2}{\varepsilon\hbar}\,\psi_0^{-1}(H-E_0)\,\psi_0,\qquad C_P^{\rm loc}(1)=\frac{\varepsilon}{2m},\qquad K_{\rm rel}(1)=\frac{\omega_b}{m} \tag{17} L = − ε ℏ 2 ψ 0 − 1 ( H − E 0 ) ψ 0 , C P loc ( 1 ) = 2 m ε , K rel ( 1 ) = m ω b ( 17 )
です 初 (ψ 0 \psi_0 ψ 0 が Schrödinger の基底状態のとき。参照は ε / ( 2 ω b ) \varepsilon/(2\omega_b) ε / ( 2 ω b ) )。これは 11-05 の恒等式そのものです。Lean LatticeGauge.LocalHDoubleWell.one_slice_ratio(仮定:0 < ε , m , ω 0\lt\varepsilon,m,\omega 0 < ε , m , ω 。結論:( ε / ( 2 m ) ) / ( ε / ( 2 ω ) ) = ω / m (\varepsilon/(2m))/(\varepsilon/(2\omega))=\omega/m ( ε / ( 2 m )) / ( ε / ( 2 ω )) = ω / m )。
窓を長くしたときの振る舞いは、命題 W の上で三つの領分に分かれます 初 。
表 3 0+1 次元の二重井戸の比 K r e l ( T ) K_{\rm rel}(T) K rel ( T ) (F 1 \mathcal F_1 F 1 の部分の値 Ψ T ( m ) / Ψ T ( ω b ) \Psi_T(m)/\Psi_T(\omega_b) Ψ T ( m ) / Ψ T ( ω b ) の三つの領分)
窓 比 m ∝ e − S 0 / ℏ m\propto e^{-S_0/\hbar} m ∝ e − S 0 /ℏ での桁
T → 0 T\to0 T → 0 (一つの時刻)ω b / m \omega_b/m ω b / m e S 0 / ℏ e^{S_0/\hbar} e S 0 /ℏ
1 / ω b ≪ T ≪ ξ 1/\omega_b\ll T\ll\xi 1/ ω b ≪ T ≪ ξ ω b 2 T / ( 2 m ) \omega_b^2T/(2m) ω b 2 T / ( 2 m ) T e S 0 / ℏ T\,e^{S_0/\hbar} T e S 0 /ℏ
T ≫ ξ T\gg\xi T ≫ ξ ( ω b / m ) 2 (\omega_b/m)^2 ( ω b / m ) 2 e 2 S 0 / ℏ e^{2S_0/\hbar} e 2 S 0 /ℏ
移り目は Ψ T ( m ) \Psi_T(m) Ψ T ( m ) が 1 / m 2 1/m^2 1/ m 2 の半分になる窓で、ω 0 = m \omega_0=m ω 0 = m すなわち tan ( m T / 2 ) = 1 \tan(mT/2)=1 tan ( m T /2 ) = 1 、T × = π / ( 2 m ) T_\times=\pi/(2m) T × = π / ( 2 m ) です 初 。Lean LatticeGauge.LocalHDoubleWell.crossover_root・crossover_half(仮定:0 < m 0\lt m 0 < m 。結論:T = π / ( 2 m ) T=\pi/(2m) T = π / ( 2 m ) で m tan ( m T / 2 ) = m m\tan(mT/2)=m m tan ( m T /2 ) = m 、値が半分。根の一意性は Lean の外)。
格子の値(時間の刻み ε = 1 2 \varepsilon=\tfrac12 ε = 2 1 ・転送の核は Trotter の対称積・ℏ = 0.3 , 0.15 , 0.08 \hbar=0.3,\ 0.15,\ 0.08 ℏ = 0.3 , 0.15 , 0.08 )は、一つの時刻の窓で K r e l ( 1 ) = 4.61 , 21.6 , 638 K_{\rm rel}(1)=4.61,\ 21.6,\ 638 K rel ( 1 ) = 4.61 , 21.6 , 638 、K r e l ( 1 ) ⋅ m = 1.04 , 1.04 , 1.05 K_{\rm rel}(1)\cdot m=1.04,\ 1.04,\ 1.05 K rel ( 1 ) ⋅ m = 1.04 , 1.04 , 1.05 です 読 ((17) からのずれは時間を刻んだ転送の ψ 0 \psi_0 ψ 0 と参照の離散化から)。移り目は格子で k × m ε = 1.571 k_\times m\varepsilon=1.571 k × m ε = 1.571 〜1.574 1.574 1.574 (π / 2 = 1.5708 \pi/2=1.5708 π /2 = 1.5708 )読 。窓の中の汎関数を一点の関数の和から多点の関数に広げると比はさらに上がり、二つの時刻の窓の直接の値は F 1 \mathcal F_1 F 1 の値の 1.02・1.09・1.34 倍、八つの時刻の窓で三点の積までの族の下界は 1.07・1.27・2.12 倍以上です 読 (下界・ℏ \hbar ℏ が小さいほど族を広げるたびに上がり、飽和していない)。
比の文「K r e l < κ K_{\rm rel}\lt\kappa K rel < κ なら m > ω b m\gt\omega_b m > ω b 」は、隙間がトンネルで小さい二重井戸では正しく破れます(全ての窓で K r e l ≥ 4.6 > κ = 1 K_{\rm rel}\ge4.6\gt\kappa=1 K rel ≥ 4.6 > κ = 1 )。0+1 は四次元の比の類比ではなく、比の形が非凸性に正しく反応することの陰性の対照です。
この注から四次元へ持ち出すこと。 二重井戸の非凸性は窓の長さに依らず、一つの時刻の分布の二峰性として最も短い窓から比に出ます。したがって「短い距離では比が 1 に近い」(§04 で c c c に一様を求めなかった理由)は、比の形から出る事実ではありません。四次元でそう見込むのは、理論が短い距離で自由場に近いという漸近自由に依る仮定です 仮 。
08
どの H がどの結論に要るか
表 4 結論ごとに要る H の部分と、ほかに要る仮定
結論 要る H の部分 ほかに要る仮定 分類
有限の空間体積・各 β \beta β の格子の物理単位の隙間の下界 窓 c ℓ c\ell c ℓ の局所の H↑((4))、または F 1 \mathcal F_1 F 1 に制限した H↑ 命題 B の仮定(連続の時間・有限の空間格子・T = ∞ T=\infty T = ∞ )。Wilson の時間を刻む格子では (D) が残り、窓の版は書いていない 初 ((6)(10))・仮 ((D))
無限体積の格子の物理単位の隙間の下界 一つの c c c で K r e l ( c ) < K ∗ K_{\rm rel}(c)\lt K_* K rel ( c ) < K ∗ (比の形 (12)) (Loc- Δ c ) ′ \text{(Loc-}\Delta_c)' (Loc- Δ c ) ′ ・無限体積の基底状態変換の恒等式・κ \kappa κ が β \beta β に一様・試験の観測量は色の一重項の族(箱の差し渡しのループを含む)仮
区画の間の移り変わりの速さ 区画の H と区画の間の量 C t r a n s C_{\rm trans} C trans (11-03) 質量ギャップとは無関係 見
H↑ そのもの 全ての f f f 閉じた箱の段(11-03) 仮 (四次元の周期の箱では、S U ( 3 ) SU(3) S U ( 3 ) 以上の原典の数値と予想を延ばした読みの上で偽と読める側)
表 4 の要点は、どの行の結論にも全体の H↑ は要らない ことです。片側の橋が使うのは H↑ の時刻に局所な部分(有限体積)か、局所の H↑ の比の形(無限体積)だけです。H↑ の残り——時刻に局所でない関数についての文——は、位相電荷のような量が H↑ を妨げうる場所で(11-01 )、橋はそこを通りません 初 (表 4 の一行目)・見 (二行目以下の読み)。
Jaffe–Witten の問題の解説は「時空の体積に一様な質量ギャップを示すには新しい考えが要る」と書いています 典 。局所の H は箱の大きさを記帳の長さに結び、体積に依らない文として立つので、「体積に一様」を Poincaré の言葉で述べる一つの形になっています 見 。ただし、それを示す道具はありません。
09
言えないこと
仮定 (Loc- Δ c ) ′ \text{(Loc-}\Delta_c)' (Loc- Δ c ) ′ はどの相互作用のある模型でも示していません。無限体積の基底状態変換の恒等式も仮定です。無限体積の橋 (15)(16) はこの二つの上の代数です。
表 2 の値は浮動小数の計算と外挿の読みです(スカラーと横波は R ≤ 16 R\le16 R ≤ 16 、色の一重項は R ≤ 10 R\le10 R ≤ 10 )。0.62 κ 0.62\kappa 0.62 κ は一階の試験の値から出した閾で、使える閾の下の値です。色の一重項は主項(β → ∞ \beta\to\infty β → ∞ )・三色の独立なガウスの近似で、β \beta β が有限の S U ( 2 ) SU(2) S U ( 2 ) の値はありません。四次元の大きいループの値もありません。
「橋が質量を見るのは箱が相関長の 4〜5 倍以上」は質量のある自由場 の比の線形補間です。相互作用のある場の比の値はありません。
帯 [ K ∗ , 1 ) [K_*,1) [ K ∗ , 1 ) に入る場について、橋は何も言いません。帯の中で質量を見る別の議論は未決です。
「短い距離で比は 1 に近い」は漸近自由に依る仮定で、比の形からは出ません(0+1 の二重井戸では偽)。
窓の議論は時間を連続に取った格子の文で、Wilson の時間を刻む格子では (D) が残ります。
どの結論も、各 β \beta β の格子の物理単位の隙間の下界までです。m p h y s ( β ) m_{\rm phys}(\beta) m phys ( β ) の極限・連続極限・無限体積の測度の存在は従いません。質量ギャップ・仮定 H・H↑・局所の H↑ のどれも示していません。
10
五分類の表と依存グラフ
この章の行を五分類の書式(10-00 §01 )に〔見〕を足して並べます。行の記号は下の依存グラフの節点の番号です。
表 5 この章の行(「—」は機械検査の無い行)
行 言明(一行) 分類 根拠 範囲 機械検査
[01] (S1) 無限体積の測度の存在と一意性 仮 10-01 §02 β ≥ β 0 \beta\ge\beta_0 β ≥ β 0 —
[02] (A1)(A2)(A3):離散スペクトル・T = ∞ T=\infty T = ∞ の定常な測度・計量の比較 仮 10-01 表 6 連続の時間・有限の空間格子 —
[03] 局所の C P C_P C P の性質(窓の周辺だけで決まる・c c c に単調・c → ∞ c\to\infty c → ∞ で C P C_P C P ) 初 11-03 連続の時間 local_le_global・local_approaches_global(仮定:有界・非空・族の和が全体)
[04] H ↑ c r e l ( K ) \mathrm H{\uparrow}^{\rm rel}_c(K) H ↑ c rel ( K ) :一つの c c c で K r e l ( c ) ≤ K K_{\rm rel}(c)\le K K rel ( c ) ≤ K 仮 (12) — —
[05] H ↑ c l o c ( K ) \mathrm H{\uparrow}^{\rm loc}_c(K) H ↑ c loc ( K ) :C P l o c ( c ) ≤ K ℓ 2 C_P^{\rm loc}(c)\le K\ell^2 C P loc ( c ) ≤ K ℓ 2 (有限の空間体積)仮 (4) — —
[06] (Loc- Δ c ) ′ \text{(Loc-}\Delta_c)' (Loc- Δ c ) ′ :局所の観測量の励起のモーメント比仮 (13) — —
[07] 無限体積の基底状態変換の恒等式 仮 §05 — —
[08] κ \kappa κ が β \beta β に一様仮 10-01 §06 場の目盛りでは満たす見込み —
[09] 三つの参照の値 Γ ∞ \Gamma_\infty Γ ∞ ・λ W \lambda_W λ W (表 2) 読 §04・§06 自由場・外挿 —
[10] 基底状態変換の恒等式 初 10-01 (18) 有限の空間格子 —
[11] 命題 B と (2):F 1 \mathcal F_1 F 1 の上限がちょうど ξ 2 \xi^2 ξ 2 初 10-01 (17)・(2)(3) 連続の時間・正準 poincare_lower_of_gap(仮定:0 < p , m , κ , E 0\lt p,m,\kappa,E 0 < p , m , κ , E ・2 p / m ≤ V 2p/m\le V 2 p / m ≤ V ・E ≤ 2 m p / κ E\le2mp/\kappa E ≤ 2 m p / κ ・V / E ≤ C P V/E\le C_P V / E ≤ C P )・local_rayleigh_le
[12] 命題 G:g ( x ) = φ ( x ) / x 2 g(x)=\varphi(x)/x^2 g ( x ) = φ ( x ) / x 2 は狭義減少 初 §03 x > 0 x\gt0 x > 0 wr_strictAntiOn(仮定なし)
[13] 命題 W:窓の上限 Ψ T ( m ) \Psi_T(m) Ψ T ( m ) 初 (8) 連続の時間・正準 —(根の存在は Lean の外)
[14] 窓の下界 (7) 初 (6)(7) 有限の空間体積 gap_lower_of_window(仮定は (7) の脇)
[15] 窓の下界 (10) 初 (10) 有限の空間体積 gap_lower_of_local_window(仮定は (10) の脇)
[16] 無質量の自由場が「ある K ( c ) K(c) K ( c ) 」の文を満たす((11)) 初 §04 時空四次元・無限体積(格子の核の漸近は仮) dirichlet_bound_vacuous(仮定:0 < ℓ 0\lt\ell 0 < ℓ ・κ c 2 / γ ≤ K \kappa c^2/\gamma\le K κ c 2 / γ ≤ K 。結論:この議論の仮定が m = 0 m=0 m = 0 と両立)
[17] 比の橋 (15) 初 §05 [06][07] の上 ratio_bridge・kstar_le_kappa
[18] 閾 0.342 κ 0.342\kappa 0.342 κ ・0.502 κ 0.502\kappa 0.502 κ ・約 0.62 κ 0.62\kappa 0.62 κ (下の値) 読 表 2 自由場・外挿 kstar_measured・kstar_gauge_measured・kstar2_measured(測った区間を仮定)
[19] 色の一重項に一次の項が無い・参照が半分 初 §06 主項・三色の独立なガウス no_linear_singlet・chaos2_gamma
[20] 0+1 の比の文と一つの時刻の比 (17) 初 §07 0+1・Schrödinger の ψ 0 \psi_0 ψ 0 gap_gt_ref_of_ratio・one_slice_ratio
[21] 「短い距離で比は 1 に近い」 仮 §07 漸近自由に依る —
[22] 有限の空間体積の隙間の下界 初 表 4 の一行目 [02][05] の上 —
[23] 無限体積の格子の物理単位の隙間の下界 初 表 4 の二行目 [01][04][06][07][08] の上 —
Lean の定理の名前空間は、LatticeGauge.LocalH([03][12][14][15][16])・LatticeGauge.LocalHReference([17][18] の一つ目・[20] の一つ目)・LatticeGauge.GaugeReference([18] の二つ目)・LatticeGauge.WilsonLoopReference([18] の三つ目・[19])・LatticeGauge.LocalHDoubleWell([20] の二つ目)・EuclideanPath.GapBridge([11])です。どの束も、保証するのは書いてある仮定から結論が出る代数と算術と一変数の解析だけで、経路の測度・恒等式・命題 W・参照の数値は Lean の外にあります(10-13 )。
依存グラフ(前提の番号は結論の番号より小さい。[01]・[03]・[04]・[16] は 11-03 の依存グラフ の [01](S1)・[06](LD)・[12](HR)・[07](VC)に当たります):
[01] 仮 (S1) 無限体積の測度の存在と一意性 β ≥ β₀
[02] 仮 (A1)(A2)(A3) 命題 B の仮定 連続の時間・有限の空間格子・T=∞
[03] 初 局所の C_P 窓の周辺だけで決まる・c に単調・c→∞ で C_P Lean local_le_global
[04] 仮 H↑rel_c 一つの c で K_rel(c) ≤ K
[05] 仮 H↑loc_c C_P^loc(c) ≤ K ℓ²(有限の空間体積)
[06] 仮 (Loc-Δc)′ 局所の観測量の励起のモーメント比 (13)
[07] 仮 (G3) 無限体積の基底状態変換の恒等式
[08] 仮 (κ) κ が β に一様
[09] 読 参照 Γ∞・λ_W(表 2)
[10] 初 恒等式 基底状態変換(10-01 の (18))
[11] 初 命題 B F₁ の上限がちょうど ξ² ⟸ [02][10] Lean poincare_lower_of_gap
[12] 初 命題 G g = φ/x² は狭義減少 Lean wr_strictAntiOn
[13] 初 命題 W 窓の上限 Ψ_T(m) ⟸ [02][10]
[14] 初 窓の下界 (7) ⟸ [05][11][12] Lean gap_lower_of_window
[15] 初 窓の下界′ (10) ⟸ [05][13] Lean gap_lower_of_local_window
[16] 初 陰性対照 無質量の自由場が「ある K(c)」を満たす (11)
[17] 初 比の橋 (15) ⟸ [03][04][06][07] Lean ratio_bridge
[18] 読 閾 K* = 0.342κ/0.502κ/約 0.62κ ⟸ [09] Lean kstar_*_measured(測った区間を仮定)
[19] 初 一重項 一次の項が無い・参照が半分 Lean no_linear_singlet・chaos2_gamma
[20] 初 0+1 K_rel < κ ⇒ m > ω_b・一つの時刻の比 ω_b/m ⟸ [10][13]
[21] 仮 短い距離 「比は 1 に近い」(漸近自由に依る。0+1 の [20] では偽)
[22] 初 有限体積 各 β の格子の物理単位の隙間の下界 ⟸ [14][15]
[23] 初 無限体積 格子の物理単位の隙間の下界(条件つき) ⟸ [01][08][17][18][19]
円の検査は、全ての「⟸」の右の番号が左の番号より小さいことを見るだけです。仮定の行のうち結論の量(隙間 m ∞ m_\infty m ∞ )を含むのは [06] だけで、そこでは m ∞ m_\infty m ∞ が上からの比較にだけ現れ、m ∞ > 0 m_\infty\gt0 m ∞ > 0 を含意しないことを §05 で確かめました。[16] は結論に入らない陰性対照の節点で、「ある K ( c ) K(c) K ( c ) 」の形を捨てた理由を記録しています。[21] は仮定で、結論の [22][23] はこれに依りません(c c c を一つに止めたため)。
この章が言えている範囲
言えている 言えていない
時刻に局所な族 F 1 \mathcal F_1 F 1 の上の上限が正準でちょうど ξ 2 \xi^2 ξ 2 で、F 1 \mathcal F_1 F 1 の上の H↑ が格子の物理単位の隙間の下界と同じであること(連続の時間・有限の空間格子・T = ∞ T=\infty T = ∞ ) 初 Wilson の時間を刻む格子での同じ文((D) が残る)。H↑ の F 1 \mathcal F_1 F 1 の外の部分の真偽
窓の因子の単調性、命題 W、窓の局所の H↑ から有限の空間体積の隙間の下界 (7)(10) 初 局所の H↑ がどの模型・どの β \beta β で成り立つか
「ある K ( c ) K(c) K ( c ) 」の形は四次元の無質量の自由場で満たされて空虚なこと、比の形への移しかえと K ∗ ≤ κ K_*\le\kappa K ∗ ≤ κ 初 仮定 (Loc- Δ c ) ′ \text{(Loc-}\Delta_c)' (Loc- Δ c ) ′ と無限体積の恒等式(どちらも仮定)
三つの参照の値と閾 0.342 κ 0.342\kappa 0.342 κ ・0.502 κ 0.502\kappa 0.502 κ ・約 0.62 κ 0.62\kappa 0.62 κ 、橋が質量を見る箱 m R ≈ 4.2 mR\approx4.2 m R ≈ 4.2 ・5.2 5.2 5.2 読 対象の Wilson 測度の比 K r e l K_{\rm rel} K rel 。β \beta β が有限の S U ( 2 ) SU(2) S U ( 2 ) の閾。四次元の大きいループの値。帯 [ K ∗ , 1 ) [K_*,1) [ K ∗ , 1 ) の場
0+1 の二重井戸で最も短い窓の比がちょうど ω b / m \omega_b/m ω b / m 、窓による三つの領分 初 ・格子の値 読 四次元で短い距離の比が 1 に近いこと(漸近自由に依る仮定)
出典と再現
もの 種別 出典・道具
命題 B・恒等式・命題 C 本書 10-01 §06 の (17)(18)・命題 C。論文「片側の橋」(論文の一覧 )の定理 3.1・命題 4.1・命題 5.1
(2)(3)・命題 G・命題 W・(6)〜(10)・(15)(16) 初 本文の証明。代数の段は Lean の束(表 5 の機械検査の欄)
ガウスの Poincaré 定数=共分散のノルム 典 M. Hairer, A. M. Stuart, J. Voss, P. Wiberg, Analysis of SPDEs arising in path sampling. Part I: The Gaussian case, Commun. Math. Sci. 3 (2005) 587–603, arXiv:math/0601095, Lemma 2.2
表 1 の右の列・(11) の Γ ( R ) \Gamma(R) Γ ( R ) ・表 2・r ( m R ) r(mR) r ( m R ) ・表 3 の格子の値 読 自由場の共分散を箱に圧縮した作用素の最大固有値(熱核の数値積分と周期格子の二つの経路・Lanczos)、0+1 は転送の核の格子の固有値問題と Rayleigh–Ritz の下界。どれも浮動小数で、外挿は本文に書いた範囲
体積に一様な隙間には新しい考えが要る 典 A. Jaffe, E. Witten, Quantum Yang–Mills Theory, Clay Mathematics Institute (2000), §6
Brascamp–Lieb の不等式(凸な摂動で K r e l ≤ 1 K_{\rm rel}\le1 K rel ≤ 1 ) 仮 書誌を確かめていない
この章で使った語 — 時刻に局所な族 F 1 \mathcal F_1 F 1 ・窓・窓の因子 φ ( x ) \varphi(x) φ ( x ) ・命題 W・局所の Poincaré 定数 C P l o c C_P^{\rm loc} C P loc ・局所の H↑(H ↑ c l o c \mathrm H{\uparrow}^{\rm loc}_c H ↑ c loc ・H ↑ c r e l \mathrm H{\uparrow}^{\rm rel}_c H ↑ c rel )・比 K r e l K_{\rm rel} K rel ・無質量の参照と Γ \Gamma Γ ・ゲージ商の参照・閾 K ∗ K_* K ∗ ・仮定 (Loc- Δ c ) ′ \text{(Loc-}\Delta_c)' (Loc- Δ c ) ′ ・帯 [ K ∗ , 1 ) [K_*,1) [ K ∗ , 1 ) ・色の一重項と二次のカオス。意味は A-02 用語集 と 11-A1 にあります。
次に読む章:11-05 時間を連続にする — Hamiltonian 格子と真空の測度 — (17) の恒等式を一般の格子で述べ、H を経由しない Poincaré の文として読む。
改訂 2026-10-09:初版。 2026-10-09:「準備中の論文」を公開した論文へのリンクに替えた。